対ロシア「勝利計画」に慎重姿勢

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共同通信
3日、記者会見に出席したNATOのルッテ事務総長(左)とウクライナのゼレンスキー大統領=キーウ(ロイター=共同)

 【ブリュッセル共同】NATOのルッテ事務総長は16日の記者会見で、ウクライナのゼレンスキー大統領が公表した対ロシア戦争の「勝利計画」について「私は計画全体を支持しているとは言えない」と述べ、慎重な姿勢を示した。

 勝利計画は、ウクライナのNATO加盟交渉に同国を招待することも要求。ルッテ氏は「深く掘り下げ、その背景を理解しなければならない項目が数多くある」と指摘した。17~18日のNATO国防相理事会で「間違いなく議題に上る」と述べた。

 加盟国が表明した軍事支援が今年前半だけで209億ユーロに上るとして、来年も400億ユーロ規模の支援を継続するという目標を達成できるとの見通しを示した。