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共同通信
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【エルサレム共同】イスラエル軍は17日、パレスチナ自治区ガザで、イスラム組織ハマスの最高指導者シンワール氏を殺害した可能性があると発表した。身元を確認中としている。作戦で殺害したテロリスト3人の中に含まれている可能性があるという。イスラエル公共放送KANは、イスラエル当局者の話として、シンワール氏が死亡したと報じた。昨年10月のイスラエル奇襲攻撃を首謀した一人とされ、確認されれば、軍の掃討作戦が大きな節目を迎えることになる。
ハマスを支援するイランや、共闘するレバノンの親イラン民兵組織ヒズボラの反発は必至。中東情勢が緊迫しそうだ。
シンワール氏はガザ内の地下トンネルに潜伏しているとされ、軍が行方を追っていた。軍は掃討作戦を続け、民間人が多数巻き込まれた。ガザ保健当局は17日、昨年10月以降のガザ側死者が4万2438人になったと発表した。
米ニュースサイト、アクシオスによると、16日夜、ガザ南部を巡回していた兵士らが武装した3人に遭遇、銃撃戦の末に殺害した。