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共同通信
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2015年、陸上自衛隊西部方面隊の男性陸士長=当時(22)=が自殺したのは教官のパワハラが原因だとして、熊本市の両親が教官2人と国に計約8100万円の損害賠償を求めた訴訟で、計約6700万円の支払いを命じた福岡高裁判決が確定したことが17日、高裁への取材で分かった。
10月2日の控訴審判決は、陸士長が違法な指導で受けた心理的負荷は強く、自殺は予見可能だったと指摘。国に220万円の支払いを命じた22年の一審熊本地裁判決から大幅に増額した。一審判決同様、教官2人への請求は退けた。
当時、男性は長崎県佐世保市にあった第5陸曹教育隊の所属だった。
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