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共同通信
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【フィラデルフィア共同】米大統領選の激戦州ペンシルベニア州で、元共和党員らが17日、民主党候補のハリス副大統領への支持を訴えるバスツアーを始めた。過去に投票した共和党候補のトランプ前大統領を「独裁者」と批判。依然としてトランプ氏を支持する家族や友人との溝に対する苦悩も口にした。
ツアーには各地から十数人が参加し、「反トランプの共和党員」と大書されたバスで17日に同州フィラデルフィアを訪れ、地元有権者らとトークショーなどを開いた。3日間の日程で18日に同州ピッツバーグ、19日には激戦州のミシガン州デトロイトを訪問する。
共和党を支持し続けていたウィスコンシン州の男性弁護士イーサン・レンズさん(56)は2021年の議会襲撃事件で「現職大統領(だったトランプ氏)が扇動し、心底嫌悪した」と明かす。
フロリダ州の女性作家メラニー・バートンガウスさん(57)は新型コロナウイルス流行時、軽視するトランプ氏に疑念が膨らみ「指導者にふさわしくない」と感じ、民主党員に転じたという。