Published by
共同通信
共同通信
森友学園問題に関する財務省の決裁文書改ざんを苦に自殺した近畿財務局の元職員赤木俊夫さんの妻雅子さんが、財務省から大阪地検特捜部に提出された関連文書を不開示とした同省の決定取り消しを国に求めた訴訟の控訴審は18日、大阪高裁(牧賢二裁判長)で結審した。判決は来年1月30日。
昨年9月の一審大阪地裁判決は、関連文書の存否を回答し開示すると、特捜部の捜査の手法や対象などが推知され罪証隠滅が容易となり、将来の刑事事件の捜査に支障を及ぼす恐れがあるなどとして請求を棄却。雅子さん側が控訴した。
控訴審で雅子さん側は「国側の姿勢は、審査会制度をないがしろにするもので極めて異常だ」と訴えた。