東京都心、最も遅い真夏日

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共同通信
気象庁=東京都港区

 暖かい空気の影響で19日、北日本から西日本の太平洋側などの広い範囲で気温が上がった。東京都心は最高気温が30.1度で、1875年の観測開始以来、最も遅い真夏日(30度以上)となり、2013年の10月12日だった記録を11年ぶりに更新。他に福島県浪江町や静岡市清水区など、真夏日の地点が相次いだ。

 気象庁によると、低気圧から延びる寒冷前線が本州付近を進み、南側から暖かい空気が前線に向かって流れ込んだ。岩手県岩泉町小本の最高気温は29.0度で、10月では観測史上最高になった。

 20日は前線通過後の冷たい空気の影響で、全国的に気温が下がる見通しという。