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共同通信
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石川県穴水町の穴水港で19日、能登半島地震で被災した家屋の公費解体で出た木くず約2千立方メートルを海上輸送するため、船に積み込む作業が行われた。新潟東港(新潟県聖籠町)へ運ばれた後、新潟市内のバイオマス発電施設で、発電の燃料に再利用される。
町によると、廃棄物の海上輸送は能登町、珠洲市に続いて石川県内3自治体目。当初は19日に出港予定だったが、悪天候のため20日に延期した。
穴水町環境安全課の浜中誠係長は「道路はまだ状態が悪い場所もあり、多くの量を運べる船の方が人件費やリスクの軽減につながる。ようやく海上輸送にこぎつけた」と安堵の表情を浮かべた。