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共同通信
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【ジャカルタ共同】インドネシアで20日、プラボウォ国防相(73)が新大統領に就任した。1998年に崩壊したスハルト独裁政権を支えた元軍高官だ。2期10年の大統領任期を満了したジョコ氏の路線を継承。東ASEANの大国として存在感を高め、独立100年に当たる45年の先進国入りを目指す。
プラボウォ氏はジャカルタの国民協議会議事堂で就任宣誓し「団結して汚職や貧困の根絶に立ち向かおう。食料とエネルギーの外国依存をやめよう」と演説。「軍事同盟や他国からの介入は不要だ」とも述べ、伝統的な全方位外交を継続する方針を示した。
日本や欧米に加え中国やロシアとも関係を強化する。11月にはロシア軍と初の本格的な合同演習を予定し、防衛費の増額にも意欲を見せている。
5%前後で推移してきた経済成長率を8%に引き上げる方針。外国投資の誘致に力を入れるとし、AIデータセンターやニッケルなどの鉱石加工を有望分野に挙げている。
副大統領にはジョコ氏の長男ギブラン氏(37)が就任。国会(一院制)の議席数は与党連合が8割を超える。