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共同通信
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衆院選投票に向けて最後の日曜日となった20日、与野党党首らは都市部などで支持を呼びかけた。自民、公明両党は日本維新の会が地盤とする大阪で攻勢を強めた。立憲民主党は自公と競る東京の選挙区で派閥裏金事件を受けた政治改革を訴え、無党派層への浸透を図った。
石破茂首相(自民総裁)は大阪、堺両市などで公明の山口那津男前代表と並んで街頭演説し「責任ある政治をするのは自民、公明だ」と力説した。気象庁の予算と人員を増やし地震や大雨を予知する体制構築に意欲を見せ「維新の政策に災害対策はほとんどない」とけん制した。
山口氏も「維新だけで過半数獲得は不可能だ。自公の絆を保ち全力で頑張り抜く」と述べ、自公連立の安定感を強調した。
野田氏は東京都内の接戦区に入り、駅前などでの街頭演説で「自公の過半数割れを目指す。政権交代こそ最大の政治改革だ」と語った。裏金事件を巡り非公認となった自民前議員を推す公明を批判した。