NYに「自分だけのジン」が作れる蒸留所
オリジナルの名前やラベル付けも◎
ロングアイランドのグリーンポートに、自分だけのクラフトジンを作れる蒸留所がある。2018年にオープンしたマッチブック蒸留所(Matchbook Distilling Co.)では、毎週土曜の午後1時から3時まで、「自分だけのジン作り体験」のワークショップを開催している。参加費は100ドルで、10席のみの少人数制だ。タイムアウトが16日、伝えた。
数年前まで、ニューヨーク州でアルコールを蒸留するには自分の蒸留所を所有しなければならなかった。大手酒造メーカーでの勤務経験を持つレスリー・M・クファシニェフスキさんは、免許のない個人や企業でも、免許を持つ蒸留所でなら独自の蒸留酒を製造できるという法律の成立に尽力し、同蒸留所を誕生させた。
ワークショップでは、高さ20フィートの円柱形蒸留器や瓶詰めライン、専用樽室などを見学し、施設の歴史や工程、現在販売中のリキュールについての説明を受ける。製造方法について理解した後、ビーカー、テイスティンググラス、メスシリンダーが並ぶテイスティングルームで、アンチョ唐辛子、四川山椒、ジュニパーなど、さまざまな植物を自由に混ぜ合わせて試飲しながら自分だけのジンを作る。完成したジンは、瓶詰めしてもらい、ラベルを貼る。使用した植物を記すタグを瓶の首に紐で結び、ジンに名前を付ける。自作のジンのボトルは、持ち帰ることができる。
編集部のつぶやき「自作のジンはレア?」
ビールやワイン、マッコリなどの醸造酒は、アマゾンなどのサイトをチェックするとさまざまなホーム・ブリューイング・キットが販売されていて、素人でも醸すことができますが、ウイスキーやジンといった蒸留酒はそうもいきません。なので、こういった施設はとても貴重ですね。(AK)