ブロードウェイ観劇で「迷ったらコレ」見るべき王道5選まとめ【2024年版】 

 

 

ブロードウェイ観劇で「迷ったらコレ」 
見るべき王道5選まとめ【2024年版】
最新ニュースや見どころも

 

ニューヨークの中心地・タイムズスクエア

ニューヨークを訪れるなら、必ず観たい「ブロードウェイ・ミュージカル」。現在上演されている作品は30以上あり、なかには2024年に開幕したばかりのモノから20年以上続くロングラン作品まで。今回はそんななかから「王道5選」を紹介します。

ウィキッド(Wicked)

ウィキッド(Wicked)
劇場では作品にちなんだ色のスラッシーが販売されている

【最新ニュース】
世界中で20年以上愛される不朽の名作。2024年11月22日には映画化も決定!(日本での公開は2025年春)

【見どころ・受賞歴】
2003年開幕。作品はその年のトニー賞で10部門にノミネートされ、衣装デザイン賞や主演女優賞などを受賞。また、ドラマ・デスク賞やグラミー賞も受賞している。おすすめポイントは、壮大な舞台演出と何度も聞き返したくなる名曲の数々、そして『オズの魔法使い』の裏側を描いた感動のストーリー展開。エルファバとグリンダ、二人の友情や正義の葛藤をテーマにした「女の友情物語」には心打たれること間違いなし!思わず口ずさみたくなる名曲が多いのも愛される理由の一つ。特に、一幕の最後でエルファバが歌う「Defying Gravity」は圧巻!

【あらすじ】
『オズの魔法使い』の裏の物語。西の悪い魔女・エルファバと南の良い魔女・グリンダの知られざる友情を描いている。緑色の肌を持つ少女エルファバは、誤解されながらも強い正義感を持ち続けるが、周囲から「悪い魔女」とされてしまう。友情や愛、裏切りが絡む中で、エルファバと人気者の少女グリンダとの複雑な関係が描かれる。彼女たちの運命が交差し、知られざる物語が展開していく。

劇場
ガーシュウィン劇場(Gershwin Theatre)
222 W 51st St

詳細
https://wickedthemusical.com/

◆ シックス(Six)◆

シックス(SIX)
2025年には日本で来日・日本キャスト版が上演される

【最新ニュース】
2025年1月〜日本でも来日&日本キャスト版が上演される予定で、日本キャスト版にはソニンや田村芽実、鈴木瑛美子や豊原江理佳など、実力派ミュージカル俳優が揃い踏み。


【見どころ・受賞歴】
2021年開幕。イギリス王ヘンリー8世の6人の元妃たちが自分の物語をポップに歌いながら語る、斬新な歴史ミュージカル。トニー賞では、最優秀衣装デザイン賞や最優秀オリジナル楽曲賞などを受賞。おすすめポイントは、キャストが6人しかいないとは思えない、エネルギッシュなパフォーマンス。ブロードウェイ公演には珍しく休憩なしの80分。


【あらすじ】
イギリス王ヘンリー8世の6人の元妻たちが主人公のミュージカル。元妃たちは、自分たちの視点で人生と結婚について歌いながら、誰が一番過酷な運命をたどったかを競い合う。彼女たちの苦悩や強さを現代風のポップな音楽に乗せて描き、歴史の新たな一面を明らかにする。女性の力強さや自己表現がテーマの斬新でユーモラスな作品である。

劇場
レナ・ホーン劇場(Lena Horne Theatre)
256 W 47th St

詳細
https://sixonbroadway.com/

◆ ハミルトン(Hamilton)◆

ハミルトン(Hamilton)
鬼才と称されるリン=マニュエル・ミランダが脚本、作詞作曲、主演を務めたことでも知られる作品

【見どころ・受賞歴】
2015年開幕。アメリカ建国の父アレクサンダー・ハミルトンの生涯を、ヒップホップやR&Bを用いて描いた斬新な作品。トニー賞では、最優秀ミュージカル賞や最優秀作詞作曲賞など11部門を受賞し、グラミー賞やピューリッツァー賞も獲得した。おすすめポイントは何といっても、演目全体を通して繰り広げられる迫力あるラップ。いくつもの濃い人間ドラマが入り混じるストーリーも良く、「どんな学校の授業よりも、アメリカ独立戦争時代の歴史を分かりやすく学べる」といった声も。


【あらすじ】
アメリカ建国の父の1人であるアレクサンダー・ハミルトンの生涯を描いたミュージカル。貧しい移民・孤児からスタートし、独立戦争や政治の舞台で活躍するハミルトンの成功と苦悩が描かれている。彼の野心、友情、家族、そして宿敵アーロン・バーとの対立を通じて、アメリカの歴史と人間ドラマが一挙に展開される作品である。

劇場
リチャード・ロジャース劇場(Richard Rodgers Theatre)
226 W 46th St

詳細
https://hamiltonmusical.com/new-york/

シカゴ(Chicago)

シカゴ(Chicago)
舞台上にオーケストラピットが組み込まれているのも特徴のひとつ

【最新ニュース】
「Who’s the Boss?」や「Charmed」で有名なテレビスターAlyssa Milanoが、9/16〜11/10限定でロキシー役を演じる。


【見どころ・受賞歴】
1975年開幕。1920年代のシカゴを舞台に、犯罪とスキャンダルをブラックコメディとして描いた作品で、1996年にリバイバル版が公演を開始し、現在も続くロングラン公演となっている。トニー賞では、最優秀リバイバル・ミュージカル賞を受賞しており、数々の栄誉を獲得。おすすめポイントは、洗練されたジャズ音楽とスタイリッシュなダンス、そして大人向けのユーモアや社会風刺が散りばめられたストーリー。


【あらすじ】
1920年代のシカゴを舞台にした犯罪とスキャンダルを描いたミュージカル。主人公ロキシー・ハートは、不倫相手を殺害し刑務所に入るが、そこで人気歌手のヴェルマ・ケリーと出会う。2人は自分の名声を取り戻すためにマスコミや法律を利用し、巧妙に立ち回る。野心、裏切り、名声をテーマにしたブラックコメディ。

劇場
アンバサダー劇場(Ambassador Theatre)
219 W 49th St

詳細
https://chicagothemusical.com/

◆ アラジン(Aladdin)◆

アラジン(Aladdin)
10周年記念のPlaybillは一段と煌びやかに

【最新ニュース】
2023年にブロードウェイ公演10周年をむかえ、Playbillの表紙もリニューアル。

【見どころ・受賞歴】
2014年開幕。おなじみのディズニー映画を基にした作品で、華やかな舞台美術と楽曲で高い評価を得た。トニー賞では、ジーニー役のジェームズ・モンロー・アイグルハートが最優秀助演男優賞を受賞。おすすめポイントは、『A Whole New World』をはじめとする名曲の数々と、アラジンの世界を忠実に再現した華やかな舞台演出。よく知っている楽曲と物語、ミュージカルらしい華やかさ、子連れにも楽しめる内容の3点揃いで、ブロードウェイ初心者にもオススメ。


【あらすじ】
貧しい青年アラジンが主人公の冒険ミュージカル。魔法のランプを手に入れ、そこから現れるジーニーの助けを借りて、王女ジャスミンとの恋や悪者ジャファーとの戦いに挑む。アラジンは知恵と勇気でジャファーを倒し、最後はジーニーを自由にし、ジャスミンと幸せに暮らす。冒険と魔法が織り交ぜられた感動的なストーリー。

劇場
ニューアムステルダム劇場(New Amsterdam Theatre)
214 W 42nd St

詳細
https://aladdinthemusical.com/


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