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共同通信
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国際自然保護連合(IUCN)は28日、世界の絶滅危惧種をまとめたレッドリストの最新版を公表した。沖縄県の固有種でキツツキの一種ノグチゲラの絶滅リスクが低下したと判断、3段階ある絶滅危惧種で一番高リスクの「深刻な危機」から一つ下の「危機」に変更した。県などが進める外来種マングース駆除の効果とみられる。
秋田県から鹿児島県にかけての海域に生息し、これまで未評価だったタツノオトシゴ「ヒメタツ」は絶滅危惧種で一番下の「危急」に分類した。埋め立てなどにより、ヒメタツが生息するアマモ場の減少が原因のようだ。
世界の樹木の保全状況を今回初めて調査。調査した約4万7千種の樹木のうち、少なくとも3分の1に当たる約1万6千種が絶滅の可能性があると判明した。絶滅危機にある鳥類、哺乳類、爬虫類、両生類を合わせた数の倍以上という。
都市や農地開発に伴う森林破壊などが原因という。IUCNは、樹木は生命の営みに不可欠な役割を果たしており、喪失は多くの動物や植物にとって脅威になると警鐘を鳴らしている。