北朝鮮が非武装地帯に塹壕

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共同通信
朝鮮半島東側で南北間を結ぶ道路と北朝鮮が溝を掘っている場所(中央)を写した衛星画像=23日(Planet Labs/38ノース提供・共同)

 【ワシントン共同】米国拠点の北朝鮮分析サイト「38ノース」は28日までに、北朝鮮が爆破した韓国との間を結ぶ道路と鉄道が通る非武装地帯(DMZ)の北朝鮮検問所近くの商用衛星画像を公開し、「新たな国境の障害物」の建設が始まっていると分析した。長さ130~140メートルの塹壕のような溝が掘られ、コンクリート製の側壁もあるとみられるという。

 北朝鮮は15日の爆破に先立ち、韓国との道路と鉄道を遮断し「障害物で要塞化する」と表明していた。

 19日時点の衛星画像によると、朝鮮半島の西側を走る「京義線」のDMZでは幅約4メートル、長さ約130メートルの溝が掘られていた。