安保理、非難や懸念相次ぐ

Published by
共同通信

 【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会は29日、パレスチナ自治区ガザやレバノンなど中東情勢を協議する会合を開いた。各国からはガザで人道支援を続ける国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の国内での活動を禁じるイスラエルの新法に、批判や懸念が相次いだ。

 イスラエルを擁護する米国のトーマスグリーンフィールド国連大使も会合で、ガザ最大の人道支援機関である「UNRWAに代わる組織はない」と断言し、新法に深い懸念を表明。UNRWA職員がイスラム組織ハマスとつながりがあるとするイスラエルの指摘に関し、国連に調査を求めた。