米大統領選、開票始まり大接戦

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共同通信
カマラ・ハリス米副大統領(左)、ドナルド・トランプ前米大統領(いずれもゲッティ=共同)

 【ワシントン共同】米大統領選は5日夜(日本時間6日朝)、大半の州で開票が始まった。女性、アジア系として初の大統領を目指す民主党候補カマラ・ハリス副大統領(60)がマサチューセッツなど東部4州と首都ワシントンで勝利を確実にした。4年ぶりの返り咲きを狙う共和党候補ドナルド・トランプ前大統領(78)は大票田の南部テキサスなど14州を制した。大接戦となっており、東部ペンシルベニアなど激戦7州の行方が勝敗の鍵を握る。

 米国の将来のみならず、二つの戦争を含む世界情勢を左右する対決に有権者の関心は高く、郵便を含む期日前投票は8500万人を超えた。一部の州では郵便投票の集計に時間がかかって勝者判明までに数日を要する可能性がある。

 CNNテレビの出口調査では、投票者の3分の1が最大争点は民主主義の行方だと答えた。ハリス氏は開票を前に「われわれが勝つ」と誓い、トランプ氏は南部フロリダ州で投票後に「非常に自信がある」と述べた。日本時間6日午前11時の時点で、トランプ氏が154人、ハリス氏が30人を獲得した。