トランプ氏勝利で移住希望が急増 カナダへの移住方法、検索5倍

 

トランプ氏勝利で移住希望が急増

カナダへの移住方法、検索5倍

 

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: canada-2704154_1280.jpg
TheDigitalArtist / pixabay

 米大統領選でトランプ前大統領が圧勝したのを受け、全米で海外移住への関心が高まっている。トランプ氏の勝利確定後「米国人が移住するのに最適な国」や「米国を離れる」など、海外移住関連の検索が急増した。Google Trends によると、「カナダへの移住方法」の検索数は、選挙当日の午後8時までで5倍に増加した。フォーブスが6日、伝えた。

イタリアに拠点を置き、ニューヨークやヒューストン、メンフィス、ロサンゼルスにオフィスを構え、イタリア国籍法・移民問題を専門で扱う法律事務所「イタリアン・リアルエステート・ロイヤーズ」には、選挙翌日から、3分ごとに問い合わせが殺到した。ただ、この関心の高まりは政治的な緊張だけが原因ではなく、多くの米国人がより質の高い生活や、より手頃な生活費、そして新しい文化を受け入れる機会を求めているためだという。

 フォーブスは、米国人が移住するのに最適な国として、ヨーロッパからはスペインやアルバニアのほか、イタリア、フランス、ポルトガル、モナコを挙げた。北米では、カナダとメキシコ、中米のコスタリカとパナマ、南米のエクアドル、コロンビアを列挙。アジアからは、世界最大級の海外在住者調査で「海外在住者が最も暮らしやすい国」に選ばれたベトナムをリストアップしている。

編集部のつぶやき「8年前と同じ現象がまた、、、」
 2016年の大統領選の際も同じような現象が起きました。私の周囲でも「マジで日本に帰ろうかな」といった声が聞かれたし。あの時はヒラリー・クリントンがポピュラーボート(一般投票)で290万票上回るという「ねじれ現象=民意とは逆行」が発生。女性やマイノリティ、障がい者に対する差別発言を繰り返してきたトランプ(のちの性的虐待裁判では有罪判決。名誉毀損でも賠償金支払い命令)に怒った世界中の人たちが就任式の前後に各地で集会やデモを敢行。就任式翌日にワシントンD.C.で行われた「ウィメンズマーチ」には推定で20万人以上の人たちが集結し、「反トランプ」のうねりは18年の中間選挙まで続きました。流れが変わったのはコロナで物価が上昇し、ウクライナとパレスチナで戦争が始まってから。それにしても、選挙結果を履そうと企み、ヘイトを煽り、嘘ばっかつく(各種データおよびファクトチェックで証明済み)、下品な男がまた大統領ですか。移住したくもなるよな。(AK)

関連記事


→ニューヨークの最新ニュース一覧はこちら←