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共同通信
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今年のノーベル平和賞受賞が決まった日本原水爆被害者団体協議会(被団協)の構成団体、長崎原爆被災者協議会(長崎被災協)のメンバー数人が16日、長崎県新上五島町を訪れ、被爆者代表として初めて国連本部で演説した故山口仙二さんの墓前で受賞を報告した。
長崎被災協の田中重光会長(84)によると、横山照子副会長(83)らと数人で墓前に花を供え、静かに手を合わせたという。田中会長は「先達者として核廃絶運動の道を切り開いてくれたことへの感謝と、改めてその信念を受け継ぐ決意を報告した」と語った。
山口さんは14歳の時に長崎市で被爆。被団協の代表委員を務めた。