米下院でトイレ制限決議案

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共同通信
共和党幹部集会に参加するため、連邦議会議事堂に到着したナンシー・メース下院議員(中央)=19日、ワシントン(ゲッティ=共同)

 【ワシントン共同】来年1月にトランスジェンダーを公表している人物が米国初の連邦議員に就任するのを前に、共和党のナンシー・メース下院議員は18日、連邦議会議事堂で下院の議員や職員らが出生時に割り当てられた性と異なる性別用のトイレを使うことを禁じる決議案を提出した。

 5日の下院選で、デラウェア州の民主党新人でトランスジェンダー女性のサラ・マクブライド氏が当選。民主党は決議案に猛反発している。下院は共和党が多数。ジョンソン下院議長は決議案を採決にかけるかどうかを検討している。

 メース氏は声明で「左翼による組織的な生物学的女性の抹殺に立ち向かう神聖な取り組みは、連邦議会から始まる」と述べた。

米連邦議会=2021年4月、ワシントン