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共同通信
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【北京共同】中国政府が日本人に対する短期滞在ビザの免除措置を近く再開する方向で最終調整していることが22日、分かった。北京の複数の旅行業界関係者が明らかにした。中国政府側から国内の大手旅行会社に、早ければ11月中にも再開が発表されるとの情報が入っているという。
中国経済が減速する中、ビザ免除措置の再開で日本との経済交流や貿易を促進する狙いがあるとみられる。
習近平国家主席はペルーの首都リマで15日、石破茂首相と会談し「戦略的互恵関係」を包括的に進めていくことを確認し、人的交流の強化で一致した。トランプ次期米政権下で米中関係のさらなる悪化が懸念されており、日本との関係を安定させたい思惑もありそうだ。
中国は日本に対して15日以内のビザなし渡航を認めていたが、新型コロナ流行を受けて2020年3月にビザ免除措置を停止。コロナ収束後、中国は外国人客の訪中需要を喚起するため、東南アジアや欧州を中心とする約30カ国にビザ免除対象国を拡大したが、日本については「対等な措置」が必要だとして再開していない。
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