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共同通信
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東北電力女川原発(宮城県女川町、石巻市)で重大事故が起きた際の住民避難計画に不備があるとして、原発の半径30キロ圏内の石巻市民らが原発2号機の運転差し止めを求めた訴訟の控訴審判決で、仙台高裁(倉沢守春裁判長)は27日、請求を棄却した一審仙台地裁判決を支持し、住民側の控訴を棄却した。
2号機は10月、東日本大震災で被災した原発として、また福島第1原発と同じ沸騰水型軽水炉(BWR)として、全国で初めて再稼働した。12月ごろの営業運転開始を控え、現在は自主点検のため原子炉を一時停止している。