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バイデン政権は26日、退陣する前の主要政策の1つとして、肥満治療薬をメディケアとメディケイドのカバー対象とすることを提案した。これにより、数百万人に上るアメリカ人が肥満治療薬を利用することが可能になるという。ニューヨーク・タイムズが26日、伝えた。

試算によると、今回の提案が実現すれば、メディケアでは約340万人、メディケイドでは約400万人の患者が肥満治療薬の新たな対象となり、数十億ドルの費用が必要になる。メディケアが主に対象としているのは65歳以上のアメリカ人、メディケイドの主な対象は貧困層と障害者。新たに登場した肥満治療薬は、多くの点において健康改善に資するとされているという。
ただ、この提案はトランプ次期政権に引き継がれるため、実現は不透明だ。トランプ次期大統領が指名した閣僚人事を巡っては、連邦政府の支出抑制に意欲を表明する閣僚候補者も目立つ。とりわけ、トランプ氏が次期保健福祉庁長官に指名したロバート・F・ケネディ・ジュニア氏は、肥満改善は薬ではなく健康的な食事で取り組むべきだと提唱。大統領選前には、テレビ番組で「1日3食、おいしいものを食べさせれば、肥満と糖尿病のまん延を一晩で解決できる」などと述べている。
編集部のつぶやき「ツッコミどころ満載」
「1日3食、おいしいものを食べさせれば、肥満と糖尿病のまん延を一晩で解決できる」とは、ツッコミどころ満載ですね。「おいしいもの」は、その人によって異なるし、健康的にお腹を満たすのには、時間とお金がかかる。お金に苦労したことがないケネディ家の人間が言っても説得力ないなぁ。(AK)
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