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共同通信
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2025年大阪・関西万博の入場券は30日で前売り開始から1年となった。日本国際博覧会協会(万博協会)は開幕半年前を挟んだ9~11月を「勝負の期間」と位置付けPRに奔走。パビリオンやイベントの情報発信を追い風に販売を加速する戦略だったが、一般客への浸透は依然として低調なままだ。複雑な購入方法や予約手続きが要因との指摘が出ている。
万博の想定来場者数は2820万人。何度も入場できる通期パスも勘案し、販売目標を2300万枚に設定した。前売りは1400万枚を目指し、27日時点で約737万枚を売ったが、関西財界の呼びかけに応じた企業購入が大半を占める。
開幕半年前に合わせて万博協会はポスターを刷新。イベント開催や情報発信も増やしたが効果は限定的だ。パビリオンの先行予約ができる割安な「超早割1日券」の販売期限だった10月上旬こそ1週間で100万枚積み上げたが、その後は週数万枚にとどまっている。
万博協会は人件費などに充てる運営費を1160億円と見込み8割超を入場券収入で賄う計画。
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