在韓被爆者も平和賞授賞式出席へ

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共同通信
ソウルで開かれたシンポジウムで発言する被爆2世の李太宰さん(左)=11月(共同)

 ノルウェー・オスロで10日に開かれる日本原水爆被害者団体協議会(被団協)のノーベル平和賞授賞式には、朝鮮半島から出稼ぎや徴用で日本に渡り、原爆被害に遭った韓国の被爆者らも出席する。被爆者らは「日本の植民地支配や侵略戦争によって原爆被害を受けた」として日本の謝罪や補償を求めている。

 出席する李太宰さん(65)は、父が三菱重工業の長崎の工場に徴用されて被害に遭ったという被爆2世。11月中旬にソウルで開かれたシンポジウムで「米国には原爆を投下した責任を問わねばならず、日本には強制動員の責任や賠償を求めねばならない」と訴えた。

 広島と長崎では、朝鮮半島出身者も多数被爆した。