台湾の頼総統、米議長と対話

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共同通信
太平洋の島国ツバルで演説する台湾の頼清徳総統(右)=4日(台湾総統府提供・AP=共同)

 【台北共同】太平洋諸国歴訪中の台湾の頼清徳総統は経由地、米領グアムで現地時間5日、米共和党のジョンソン下院議長や下院民主党トップのジェフリーズ院内総務らと電話やオンラインで会談した。中国の軍事的脅威を念頭に、米国の超党派による揺るぎない台湾支持を確認した。中央通信社が総統府報道官の話として伝えた。

 中国外務省の林剣副報道局長は5日の記者会見で「米国の指導者には台湾独立分裂勢力に誤ったシグナルを送らないよう促す」と反発した。

 報道官によると、ジョンソン氏は「台湾の安全は米国のインド太平洋政策の核心だ」と強調。中国の脅威への対応に関し、超党派で共通認識があると説明した。ジェフリーズ氏は台湾の民主主義と自由を断固として支持すると述べた。

 頼氏はジョンソン、ジェフリーズ両氏に対し「民主主義の台湾を支持している」として謝意を示した。米上院軍事委員会のウィッカー筆頭委員(共和党)ともオンラインで会談。防衛力強化に取り組むと表明し、米側の協力を要請した。