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共同通信
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【台北、北京共同】台湾の頼清徳総統は6日、太平洋の3カ国歴訪を終え、北部・桃園国際空港に帰着した。経由地の米ハワイや米領グアムでは米議会関係者と電話会談し、米台協力を確認した。頼氏は6日、パラオで記者会見し、台湾に対する「米国の超党派の支持」を強調。トランプ次期政権と「各分野での協力を深化させることに自信がある」と述べた。
頼氏は5月の就任後初の外遊として11月30日に台湾を出発し、外交関係のある太平洋の島国マーシャル諸島とツバル、パラオを訪問。中国が台湾との断交を迫っていることを念頭に、民主主義陣営の結束をアピールし、インフラ整備などで協力する姿勢を示した。
ハワイやグアムでは米共和党のジョンソン下院議長、民主党のジェフリーズ下院院内総務、ペロシ元下院議長と電話やオンラインで会談。中国の軍事的脅威に対抗するための協力を確認した。
頼氏は帰着後、空港で記者団に「われわれが民主主義の普遍的価値を基礎に世界の各国と交流していくならば、さらに多くの支持が得られるだろう」と述べた。