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共同通信
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【パリ共同】2019年の火災の修復がほぼ終わり、一般公開が8日に始まったパリのノートルダム大聖堂。同日のミサに参列した市民は「世界中で戦争が絶えない中、人類の愛と平和の場所になることを願う」と生まれ変わった大聖堂への願いを口にした。
黒ずんでいた壁は修復で白っぽさを増し、色鮮やかなステンドグラスが映えて「以前よりも内部が明るい」との感想が相次いだ。高いアーチ状の天井にオルガンの重厚な音色と合唱団の力強い歌声が響き、ミサは荘厳な雰囲気に包まれた。
パリの会社員ヤンさん(30)は友人と近くを歩いている時に火災を目撃した。「修復が実現したことを非常に誇りに思う」と胸を張った。