世田谷殺害、電話機コード抜ける

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共同通信
宮沢みきおさん一家(警視庁提供)

 2000年12月に東京都世田谷区の住宅で宮沢みきおさん=当時(44)=ら一家4人が殺害された事件で、1階にある電話機の電源コードがコンセントから抜けていたことが10日、捜査関係者への取材で分かった。発覚や通報を遅らせるためだった疑いがある。警視庁成城署捜査本部は10日、犯人は中2階の浴室窓から出入りした可能性が高いと明らかにした。

 捜査本部や捜査関係者によると、事件発覚時、玄関は施錠されていた。浴室窓は開いており、鉄製フェンスをはさんで自宅に隣接する公園に網戸が落ちていた。

 事件は00年12月31日に発覚。現場の遺留品から犯人の指紋やDNA型が判明している。