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共同通信
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戦後に在日朝鮮人やその家族らが北朝鮮へ渡った「帰還事業」の開始から65年となる14日、再び日本に戻れないまま亡くなった人を悼む集会が、新潟市の新潟港で開かれた。在日朝鮮人ら約50人が参加し、今も北朝鮮での生活を余儀なくされる人や拉致被害者の救済を求めた。
帰還事業は1959年に始まり、中断を挟んで84年まで続いた。約9万3千人が新潟港から船で渡ったとされる。
17歳で北朝鮮に渡り、2003年に脱北した川崎栄子さん(82)は「自由や人権のない北朝鮮に放り出され絶望した」と振り返った。白い菊をささげ「魂だけでも日本に帰ってきてください」と涙を流した。