RELATED POST
Published by
共同通信
共同通信

【エルサレム共同】シリアのアサド政権の「資金源」と指摘されてきた麻薬密造の実態が政権崩壊とともに明らかになりつつある。ロイター通信は13日、首都ダマスカス近郊に「工業規模」の製造所が見つかったと報じた。シリア産の麻薬はサウジアラビアなど周辺国に大量に出回り、国際問題化していた。暫定政府の大きな課題となる。
電圧安定器や家具、リンゴの形をした入れ物の中にびっしりと詰まった錠剤―。首都近郊の倉庫に隠されていた膨大な量の錠剤を旧反体制派が発見した。錠剤には「カプタゴン」と呼ばれる麻薬を示す二つの三日月が刻まれ、出荷待ちだった。
カプタゴンは、アンフェタミンを含み強い依存性がある。覚醒剤と似た作用があり、米国を含む多くの国で禁止される。末端価格が安く「貧者のコカイン」や「ジハード(聖戦)の薬」と呼ばれ、周辺国に出回った。
ロイターによると、密売を取り仕切っていたのはアサド前大統領の弟で、軍精鋭部隊を率いたマヘル氏。世界市場規模は推定100億ドル(約1兆5千億円)で、アサド政権中枢は年間約24億ドルの利益を得ていた。
RECOMMENDED
-
春の満月「ピンクムーン」がNYの夜空を幻想的に、 日時やおすすめ鑑賞スポットは?
-
なぜ? アメリカの観光客が減少傾向に「30〜60%も…」、NY観光業で深まる懸念
-
アメリカのスーパーの食材に「危険なレベル」の残留農薬、気をつけるべき野菜や果物は?
-
生ごみのコンポスト義務化、守られず ごみ分別違反に4月1日から罰金
-
トレジョの人気すぎるミニトートに新色、各店舗からは「買えた」「買えなかった」の声 ebayではすでに約16倍の価格で転売!?
-
日本の生ドーナツ専門店「I’m donut?」がついにNY上陸、場所はタイムズスクエア オープン日はいつ?
-
NYで「ソメイヨシノ」が見られる、お花見スポット5選 桜のトンネルや隠れた名所も
-
ティモシー・シャラメの「トラッシュコア」 目茶苦茶で個性的、若者を魅了
-
物件高騰が続くNY、今が “買い時” な街とは? 「家を買うのにオススメなエリア」トップ10が発表
-
NY・ソーホーで白昼に起きた悲劇、ホームレスにガラスで首を刺され…女性が重体