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共同通信
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【ワシントン共同】第2次大戦後、米軍人の妻として渡米した日本人女性の苦難をたどるスミソニアン協会の特別展「日本の戦争花嫁たち 大きな隔たりを超えて」が14日、南部テキサス州ダラス郊外で始まった。スミソニアン米国歴史博物館の学芸員で福岡県出身の実藤紀子さんが戦争花嫁の家族や学識者らと一緒に準備した。2025年4月6日まで。その後28年まで全米を巡回する。
日本から米国に渡った戦争花嫁は約4万5千人とされる。実藤さんは「戦争花嫁が異国で力強く生きた歴史を知ってほしい。軍人の夫を支え、子育てをしながら事業を始めた女性もおり、歴史から彼女たちの強さが伝わってくる」と話す。
特別展は写真や映像などを展示し、1945~52年の連合国軍による日本占領時代に日本の市民と米軍人の人生がどう絡み合ったかを検証。言葉も文化も異なる未知の国に移り住むことを選び、日本人への差別が残る戦後の米国社会で偏見に直面した女性たちの生きざまを紹介している。
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