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共同通信
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富山県黒部市の自宅で、当時高校生だった長女福山里帆さん(24)に性的暴行をしたとして、準強姦罪に問われた父親の無職大門広治被告(53)の初公判が16日、富山地裁(梅沢利昭裁判長)で開かれた。大門被告は性交渉があったことは認めた上で「(福山さんは)逆らえない状態ではなかった。(同罪の)成立を争う」などと述べ、無罪を主張した。
検察側は冒頭陳述で、被告は2013年ごろからしつけと称して怒鳴ったり殴ったりする暴行を繰り返していたと指摘。抵抗できない状態をつくり出していたとした。
弁護側は冒頭陳述で「倫理的・道徳的に非難されるべき事柄だが、準強姦罪の成立とは別問題」と反論した。