NYの名物美術館METに「新施設」オープン
2030年完成予定、5億ドルを投入!?
メトロポリタン美術館(MET)は、近現代美術を展示し2030年に完成を予定する新館の予想図を公開した。タイムアウトが10日、伝えた。総額5億ドルを投入する今回のプロジェクトでは、同美術館が所蔵する20世紀と21世紀の美術コレクションを収蔵する意向だ。
5階建てから成る新館は、12万3000平方フィートの既存の建物の敷地内に収められる。美術館の中心部にある1880年に建てられた新館の高さより高くはならない上、ギャラリースペースが50%近く拡大されるという。5階部分には1000平方メートルのカフェを新設し、屋上からの眺望は年間を通して堪能できる。また、4階と5階のギャラリーには南向きの大きな窓があり、セントラルパークとマンハッタンの街並みを眺めることができる。
「なぜ、新館が必要なのか」。不思議に思う向きもあるだろう。METによると、既存のエレベーターや階段、トイレなどの配置が来館者を混乱させているからだという。既存館へのアクセスは現在制限されており、警備員の付き添いが必要なケースもある。竣工に向けた工事は2026年に始まる予定だ。
編集部のつぶやき 「ミュージアムショップのジュエリー」
メトロポリタン美術館に行ったら必ず立ち寄るのは「ミュージアムショップ」。中でも収蔵品を再現したジュエリーはおすすめです。もちろんレプリカで、一点ものではないけれど、紀元前から近代までの名作を気軽に身に着けられるのって、すごくうれしいし、ロマンを感じます。説明書も付いてくるので、お勉強にもなります。(AK)