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共同通信
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北九州市小倉南区の中学3年男女殺傷事件で、男子生徒(15)への殺人未遂容疑で逮捕された平原政徳容疑者(43)が、少なくとも逮捕の2日前から外出していなかったことが21日、捜査関係者への取材で分かった。人目を避けていた可能性がある。事件は発生から1週間が経過。平原容疑者と被害者に接点はなかったとみられ、動機解明が焦点となる。
福岡県警によると、14日夜の事件発生以降、防犯カメラなどの映像をつなぎ合わせる「リレー捜査」で、現場のファストフード店を立ち去った平原容疑者を特定。17日から監視を始めた。
捜査関係者によると、監視を始めた時点で平原容疑者は自宅におり、敷地外に出ることはなかった。19日、県警が逮捕のためにインターホンを押したが応答がなかったため、窓を割って家に入り、身柄を押さえた。
平原容疑者宅から約1.5キロ離れたそば屋の店主(65)によると16~18日、平原容疑者から続けて出前の注文があった。店主は「それまで利用はなかった。玄関先で料理を渡したが、おどおどと落ち着きのない様子だった」と話した。