
マンハッタン・ハーレムのアポロシアターでダブルダッチの国際大会が12月7日開催され、ニューヨーク育英学園(ニュージャージー州イングルウッドクリフス、岡本徹学園長)のダブルダッチチームがスピード部門・ダブルス競技において3位入賞を果たした。ギニア、香港、ハンガリー、日本など、世界各国から精鋭が集結する中の快挙。ニューヨーク育英学園が同大会に出場するのは15回目。毎年安定した成績を収め、有力校として注目を集めている。
ダブルダッチは、2本の縄を使って行う競技。回し手が操る縄の中でスピーディーに跳び、ダンスやアクロバットを取り入れたパフォーマンスを披露する。2分間の跳び回数を競うスピード部門と、創造力豊かな演技を競うフュージョン演技部門が主な演技で、近年は日本国内でも地方大会や全国大会が開催されるなど、オリンピック競技化に向けて人気が急上昇中だ。今年度のパリオリンピックではエキシビション種目として採用され、さらなる注目を集めている。また、瞬発力や持久力、チームワークを養うことができるため、幼児や小学生の成長期に最適なスポーツとしても評価が高い。
初出場となった4th・5th部門のチーム「WASABI」は、大会前は緊張した表情を見せていたが、本番では真剣な眼差しで挑戦。自己ベストを更新する見事な演技を披露し、ほぼミスのない内容で観客を魅了した。演技終了後、チームメンバーは喜びのハイタッチを交わし、達成感に満ちた笑顔を見せた。
表彰式でトロフィーを手にした、WASABIメンバーの丹野由里さんは「とにかくうれしい」と満面の笑み。トロフィーを大切そうに抱きしめる姿が印象的だった。
ニューヨーク育英学園でダブルダッチクラブを指導するのは、数々の国際大会で優勝経験をもつ笠間将平教諭。初心者からプロレベルまで、幅広い層に向けた質の高い指導を行っている。同クラブは、学園に所属していない子どもも参加可能。毎週月、火、土曜に練習をしている。問い合わせは学園まで。(情報・写真提供:ニューヨーク育英学園)

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