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共同通信
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【北京共同＝鮎川佳苗】岩屋毅外相は25日、訪問先の中国・北京で王毅外相と会談した。来年早期に王氏の来日を実現し、閣僚級の「日中ハイレベル経済対話」を開催する方針で一致した。東京電力福島第1原発の処理水海洋放出を巡り、中国が全面停止してきた日本産水産物輸入を再開するとの合意を着実に履行することを確認した。
日本の外相の訪中は昨年4月の林芳正氏以来で、約1年8カ月ぶり。
岩屋氏は会談で、中国が海洋進出を強める東シナ海・南シナ海情勢や中国軍の活動の活発化に深刻な懸念を伝達。両氏は、安全保障分野での意思疎通を深める重要性を確認し、外交・防衛当局高官による「安保対話」を開催する方針を申し合わせた。
会談後、岩屋氏は沖縄県・与那国島南方の日本の排他的経済水域（EEZ）に中国が設置したとみられるブイを新たに確認し、王氏との会談で即時撤去を求めたと記者団に明らかにした。
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