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共同通信
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自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を巡り、東京地検特捜部は26日、政治資金規正法違反の疑いで告発された元官房長官の松野博一衆院議員や元国対委員長の高木毅元衆院議員、秘書ら計65人を一斉に不起訴とした。国会議員や元議員は計18人で、うち現職3人と元職2人が犯罪事実を認めつつ裁量で起訴を見送る起訴猶予だった。今後、検察審査会に審査が申し立てられる可能性がある。
旧安倍派の議員や元議員で不起訴となった16人のうち、松野氏や高木氏らが嫌疑不十分とされた一方、簗和生衆院議員、関芳弘衆院議員、宮本周司参院議員の現職3氏と、元衆院議員の菅家一郎、衛藤征士郎の元職2氏が起訴猶予と判断された。
簗氏と関氏は今月、国会の政治倫理審査会に出席。簗氏は「派閥が不適切な処理をしているとは思いもよらなかった」、関氏は「(派閥で)法的な処理がなされていると思っていた」とそれぞれ主張した。
また特捜部は、検審の不起訴不当の議決を受け再捜査していた萩生田光一、世耕弘成両衆院議員のそれぞれの秘書2人を再び起訴猶予とした。
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