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共同通信
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袴田巌さん(88)に対する捜査や公判の検証結果を公表した最高検では26日午後、ナンバー2の山元裕史次長検事が記者会見した。約70分間の説明で「客観資料に基づき、最高検内で十分な検証を行った」と強調。静岡県警も同日、幹部が取材に応じ「できる限りのことはした」と言葉を絞り出した。
山元次長検事は冒頭、袴田さんと姉ひで子さん(91)に「言葉に言い表せないつらい心持ちで日々を過ごすことになり、大変申し訳ないと思っている」と謝罪。その後は分厚い報告書に目をやりながら説明した。第三者の検証の必要性については「種々の指摘を受けるかもしれないが、関係者のプライバシーなどの問題がある」と反論した。
捜査側の証拠の捏造を指摘し、無罪とした9月の静岡地裁の認定に対しては「不合理だと考えている」との見解を示し「今回は捏造の有無そのものについて検証したものではない」と語った。
静岡県警も26日、検証結果を公表。平井伸英刑事部長が、県警本部で記者たちを前に報告書を読み上げた。検証ではなく「あくまで事実確認」と強調した。
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