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2024年に亡くなったNYにゆかりの深い著名人まとめ

2024年に亡くなった
NYにゆかりの深い著名人まとめ

チタ・リベラ Chita Rivera(91)

1月30日

女優、歌手、ダンサー。ブロードウェイの“レジェンド”の一人。「シカゴ」(1975)、「蜘蛛女のキス(1993)に主演するなど長くミュージカルの世界で活躍。トニー賞、ドラマデスク賞、ドラマリーグ賞など数々の賞を受賞し、 2002年にはラテン系アメリカ人としては初のケネディセンター名誉賞を、09年には大統領自由勲章を受賞した。死因などの詳細は未公表。ワシントンD.C.出身。

photo: Kingkongphoto & www.celebrity-photos.com(https://en.wikipedia.org/wiki/Chita_Rivera#/media/File:Chita_Rivera_1.jpg)

ジム・ビアード Jim Beard(63)

3月2日

ジャズピアニスト、作曲家。ニューヨーク出身の世界的ロックバンド、スティーリー・ダンでキーボードを担当。ビル・エバンス、パット・メセニー、ジョン・マクラフリン、ウェイン・ショーターなどのジャズ界の“レジェンド”たちとのコラボレーションで知られる。突然の病気による合併症で死去。ペンシルベニア州リドリーパーク出身。

Raph_PH(https://www.flickr.com/people/69880995@N04)

キャシー・ゴールドマン Kathy Goldman(92)

3月5日

市民活動家。1980年にコミュニティー・フード・リソース・センター(現在のフード・バンク・フォー・ニューヨーク)を設立。ニューヨークの低所得層のための食料配給所、公立学校での無料朝食・昼食プログラムと、連邦政府の補助栄養支援プログラム(SNAP)および児童栄養プログラムの成立に尽力。フード・バンク・フォー・ニューヨークシティーのエグゼクティブディレクターを2003年に退職するまで続けた。うっ血性心不全により死去。ニューヨーク州ブロンクス出身。

オバマ・ホワイトハウス・アーカイブのChampions of Changeよりスクリーンショット

ジム・マックアンドリュー Jim McAndrew(80)

3月14日

野球選手。1968年から74年までニューヨーク・メッツとサンディエゴ・パドレスで活躍。 69年のワールドシリーズ優勝メンバー。1968年7月21日にノーラン・ライアンの代役としてMLBデビュー。69年のワールドシリーズ優勝と73年のナショナル・リーグ・ペナント優勝に貢献。最近は体調を崩していたという。アイオワ州ロストネーション出身。

New York Mets

ロバート・マクニール Robert MacNeil(93)

4月12日

ジャーナリスト。公民権運動やケネディ大統領暗殺事件を取材。公共放送(NPR)のウォーターゲート事件・上院公聴会の報道で注目を集める。PBSで30分番組「ロバート・マクニール・リポート」を開始。同番組は後に「マクニール-レーラー・ニュースアワー」と改名され、全米初の夕方1時間枠のニュース番組に。エミー賞やピーボディ賞も受賞した同番組は現在も名称を変えて続いている。ニューヨークのWNBCでもキャスターを務めた。老衰により死去。カナダ・モントリオール出身。

photo: Cronkite School – 2008 Cronkite Award Luncheon: Robert MacNeil and Jim Lehrer(https://en.wikipedia.org/wiki/Robert_MacNeil#/media/)

ポール・オースター Paul Auster(77)

4月30日

作家、脚本家。1982年の回顧録『孤独の発明』でデビュー。1985~86年に発表したニューヨークを舞台にした作品「ガラスの街」「幽霊たち」「鍵のかかった部屋」をまとめた「ニューヨーク三部作」でブレーク。1980~90年代を代表する作家として評価を確立する。著作は40カ国語以上に翻訳され、日本では柴田元幸が翻訳。ブルックリン・パークスロープに長く住んだ。肺がんの合併症により死去。ニュージャージー州ニューアーク出身。

photo: David Shankbone(https://en.wikipedia.org/wiki/David_Shankbone)

山崎早苗 Sanae Yamazaki(94)

5月12日

ジャーナリスト。1962年来米。セブンティーン、ライフなどの編集者を経てピープルのアートディレクターとして長く活躍。引退後はニューヨークで発行されていた日本語情報紙OCSニュースにエッセイを連載。「We Loved Every Minute」などの著作もある。東京都出身。

ジム・コルトン氏のXよりスクリーンショット=2024年5月12日

デビッド・サンボーン David Sanborn(78)

5月12日

サックス演奏家。グラミー賞を6回、ゴールドディスクを8枚、プラチナディスクを1枚受賞。“ロックの不朽の名作”と呼ばれる数々の楽曲でソロを提供。1980年には「SNL(サタデー・ナイト・ライブ)」のバンドメンバー。同年代後半からは、「レイト・ナイト・ウィズ・デイビッド・レターマン」のポール・シェイファー・バンドのレギュラー・ゲスト・メンバーとして出演。 前立腺がんにより死去。フロリダ州タンパ出身。 

photo: Robert Kelly – Pazz Productions, LLC(https://en.wikipedia.org/wiki/David_Sanborn#/media/File:David_Sanborn_2015.JPG)

サリー・バトラー Sally Butler(93)

10月6日

修道女、社会活動家。1960年代にブルックリン・フォトグリーンのカトリック教会を拠点に地域住民を支援する活動を開始。後に教会の神父による子どもたちへの性的虐待を知り、告発。教会側は黙殺・隠蔽したが90年代以降、被害者支援団体と連携し教会内外での公正を求めて活動した。特に有色人種の被害者への支援に注力したことで知られる。ボストン・グローブが2002年、カトリック神父による性的虐待をスクープした際には、虐待被害の広がりと教会の対応の不備を糾弾。晩年もカトリック告発者組織の設立に貢献した。呼吸器系疾患により死去。ニューヨーク州ブロンクス出身。

ポール・モリッセー Paul Morrissey(86)

10月28日

映画監督。1965~73年まで、マンハッタンにあったアンディ・ウォーホルのスタジオ、ザ・ファクトリーで宣伝と映画制作を主導。66~67年、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドとニコをマネージメントし、ウォーホルの巡回マルチメディアハプニングを共同企画した。69年に雑誌 Interviewを創刊。代表作にニューヨーク三部作「フォーティデュース」(1982)、「ミックス・ブラッド」(1985)、「スパイク・オブ・ベンソンハースト」(1988)などがある。肺炎により死去。ニューヨーク州マンハッタン出身。

photo: XmchaikenX(https://en.wikipedia.org/wiki/Paul_Morrissey#/media/
File:Paul_Morrissey_photobooth_self_portrait_1967.jpg)

橋村泰臣 Yasuomi Hashimura(79)

11月12日

写真家。1968年来米。肉眼では捉えられない画期的な液体写真技術「アクション・スティル・ライフ」を確立し、アメリカの広告写真の分野で不動の地位を築いた。10月22日夜マンハッタンで、男に突き飛ばされ車道に転倒。後頭部を強打し右後頭部脳挫傷で入院していた。NYPDは橋村さんを突き飛ばした男を防犯カメラで特定、逮捕している。大阪府茨木市出身。

ロイ・ヘインズ  Roy Haynes(99)

11月12日

ジャズドラマー。ビ・バップ時代から始まるモダンジャズの発展に大きく寄与。レスター・ヤング、チャーリー・パーカー、バド・パウエル、セロニアス・モンクなどの“ジャズの巨人”と交流。ジャズの名盤とされるアルバムにも多数参加。10代の頃はボストンを中心に活動。その後ニューヨークに転居し、ハーレムのミントンズ・プレイハウスで行われたジャムセッションの常連となった。サラ・ヴォーンの伴奏者としても有名。マサチューセッツ州ロックスバリー出身。

photo: Brianmcmillen(https://en.wikipedia.org/wiki/Roy_Haynes#/media/
File:Roy_Haynes_drummer_(cropped).jpg)

谷口吉生 Yoshio Taniguchi(87)

12月16日

建築家。ニューヨーク近代美術館(MoMA)の改修・拡張プロジェクトを成功させ、国際的な評価を得る。慶應義塾大学で機械工学を学び、ハーバード大学大学院デザインスクールに留学。戦後の日本を代表する建築家、丹下健三に師事。谷口吉郎建築設計研究所所長、谷口建築設計研究所所長。日本建築学会賞、吉田五十八賞、毎日芸術賞など受賞多数。日本芸術院会員、文化功労者、旭日中綬章。肺炎により死去。東京都出身。

文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/b_menu/1351168.htm)

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