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2025.01.02 NEWS WORLD

国連、イスラエルに戦争犯罪警告

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共同通信
イスラエル軍の空爆で破壊された建物のそばで遊ぶ子ども=1日、ガザ南部ハンユニス(AP=共同)

 【カイロ共同】国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)は昨年12月31日、イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザの医療施設への攻撃を繰り返したことで、ガザの医療体制が「崩壊寸前」に追い込まれたとする報告書を公表した。イスラエルに対し、病院を意図的に攻撃、破壊するのは戦争犯罪だと警告した。

 イスラエル軍による病院攻撃を巡っては、赤十字国際委員会(ICRC)も30日にガザ北部の医療体制が崩壊したと発表したばかりで、国際社会の懸念は強まる一方だ。

 イスラエル軍は、イスラム組織ハマスが病院を軍事目的で使っていると攻撃を正当化するが、報告書は、イスラエル軍の主張はあいまいだと指摘し、十分な情報が開示されていないと批判した。

 報告書によると、2023年10月の戦闘開始から24年6月までの間、ガザ地区内の少なくとも27病院と12診療所に計136回の攻撃があった。イスラエル軍が2回にわたり大規模作戦を実行した地区最大のシファ病院では三つの集団墓地が見つかり、約80人の遺体が収容されたという。

1日、ガザ南部ハンユニス郊外でテントに所持品を運び込む家族(AP=共同)

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