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共同通信
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北海道森町のJR函館線で昨年起きた貨物列車脱線事故の直後、JR北海道の輸送指令が現場の状況を十分に確認しないまま、反対側の線路に別の貨物列車を通過させたことが10日、同社への取材で分かった。貨物列車が緊急停止したことを知りながら脱線の事実は把握できていなかったという。
JR北海道によると、事故で車両が停止した場合、乗務員が車両から降りて現場を確認するために、近くで反対方向の線路を走っている車両を止める必要がある。
輸送指令は下り列車の乗務員と連絡を取って緊急停止を把握し、上り線の列車に停止を指示した。だが緊急停止の理由は「単純な故障の可能性がある」と判断し上り線の通過を許可したという。
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