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共同通信
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【エルサレム共同】待ちに待った一時停戦の知らせに大歓声を上げる市民。愛する家族を失った人々は悲しみを抱えたままだった。イスラエルとイスラム組織ハマスの停戦合意が発表された15日、パレスチナ自治区ガザでは住民の複雑な思いが交錯した。15カ月以上に及ぶイスラエル軍の攻撃で街は破壊しつくされた。長い避難生活に疲れ切り、早期の恒久停戦を切望する声が上がった。
避難民が多く集まる中部デールバラハ。通りには市民が集まり、夜空に花火が上がった。手作りのお菓子を配る人の姿も。サベル・アブユスフさん(40)は共同通信のガザ通信員の取材に「一時停戦は喜ばしいが、犠牲者を忘れることはできない」と吐露した。ザハラ・サルスールさん(30)は「夢を見ている気分だ」と語り、北部ガザ市への帰還に向けて荷物をまとめた。
現地からの映像によると、ガザ各地ではパレスチナの旗が振られ、大音量の音楽も響いた。最南部ラファから南部ハンユニスに避難しているモハメド・マブフさん(36)は電話取材に「恒久停戦のきっかけになってほしい」と訴えた。
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