2025.01.17 JAPAN NEWS

募集定員確保で一般入試を中止

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共同通信
清泉女学院大のキャンパス=17日午後、長野市

 長野市の清泉女学院大が、今月以降に予定していた人文社会科学部の一般選抜入試を取りやめ、昨年12月下旬に募集終了を発表していたことが17日分かった。大学側は「昨年中の選抜で募集定員を確保したため」と説明するが、文部科学省は実施要項に違反する可能性があると問題視し、大学から事情を聴く方針だ。

 国公私立大と高校関係団体の代表者らを構成員とする大学入学者選抜協議会で実施要項が合意され、文科省が昨年6月に関係者に通知した。実施要項では、入試方法の発表後、大規模な災害の発生などを除き、受験者に不利益を与える変更はしないと定めている。

 大学は4月から共学化し、清泉大に変更する。

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