
公共トイレを見つけるのが難しいとされているニューヨークで、さらに追い討ちをかけるようなニュースが発表された、「スターバックスがトイレの無料開放を廃止」。
街なかでトイレに行きたくなった場合、同店を頼りにしていた人も多いのではないだろうか。トイレ廃止に至った理由と、今後ニューヨークでのトイレ探しに役立ちそうな情報を紹介したい。
◆ 店内の「自由利用」も制限される
トイレの無料開放、また商品を購入していなくても店内や Wifi を自由に利用することが認められていた同店。これは2018年にペンシルベニア州フィラデルフィアで起きた、人種差別を疑われる、とある事件後から導入されたもので「サード・プレイス・ポリシー」と呼ばれてきたが、近年の営業不振を受け、2025年1月13日付けで同ポリシーの廃止が発表された。
◆ ニューヨークでの「トイレ探し」のコツ
街なかで安心してトイレを使える場所が少ないニューヨーク。グランド・セントラル・ターミナルの地下など、まれに駅にも設けられてはいるが、衛生度合いや人気の多さからスターバックスやマクドナルドのようなファストフードチェーン、またホテルを選択肢として頭に入れている人も多いよう。今回のこの発表が他のチェーン店にどのような影響を及ぼすのかはまだ未知数だが、今一度「使えるトイレ」を把握しておく必要がありそうだ。

ウェブサイト「New York Restroom」では、ニューヨーク市内で自由に使えるトイレがマップとしてまとめられており、営業時間やハンディキャップ対応の有無など、細かい情報も確認できる。「スターバックスが使えなくなると困る!」という人もご安心を。実はニューヨークにはかなりの数のトイレが存在するので、その中から次の駆け込みスポットを探してほしい。

文/ナガタミユ
関連記事
RELATED POST
RECOMMENDED
-
アメリカのスーパーの食材に「危険なレベル」の残留農薬、気をつけるべき野菜や果物は?
-
生ごみのコンポスト義務化、守られず ごみ分別違反に4月1日から罰金
-
なぜ? アメリカの観光客が減少傾向に「30〜60%も…」、NY観光業で深まる懸念
-
北米初のユニクロ「カフェ」がNYにオープン、気になるメニューや価格は?
-
NYで「ソメイヨシノ」が見られる、お花見スポット5選 桜のトンネルや隠れた名所も
-
物件高騰が続くNY、今が “買い時” な街とは? 「家を買うのにオススメなエリア」トップ10が発表
-
NYのクイーンズに巨大な「エンタメ施設」が誕生、フードホールにライブ会場も 総工費は約80億ドル
-
コロンビア大のブランド「色あせる」 御難続きで、合格者が敬遠
-
NYの水道水にまさかの事実 塩分濃度が3倍に、向こう30年で許容量を超える懸念
-
実は面白い “トレジョ” のアート、ディスプレイからパッケージまで「気が付かないのはもったいない」