NYで公演終了した「スリープ・ノー・モア」 実際の小道具がオークションに、気になる値段は?

イマーシブ・シアター作品「スリープ・ノー・モア(Sleep No More)」(photo: Playbill公式サイトより)
2025年1月をもって、千秋楽を迎えたイマーシブ・シアター作品「スリープ・ノー・モア(Sleep No More)」。世界中から愛され、熱狂的なファンも数多く存在した同作品の舞台小道具が、現在オークションにかけられている。

◆ 斬新な演出方法で、リピーター続出
マンハッタンのチェルシー地区にある架空のホテル「マッキトリック・ホテル(The McKittrick Hotel)」で2011年に始まった「スリープ・ノー・モア」は、観客が座席に座って観劇するのではなく、仮面を付け自ら歩いて観劇体験を行うという斬新な演出方法で、話題を呼んだ作品。
それぞれの観客の視点、見方によって物語の展開が変わってくるので、リピーターも後を絶たず、開幕当初は6週間のみの上演が予定されていたが、結果的に14年間継続。2025年1月5日に幕を閉じるまで、5000回以上上演され、惜しまれつつ千秋楽を迎えた。
◆ オークションで人気の小道具は?
今後はアジア圏での上演が予定されているが、ニューヨークでの14年間の思い出から離れられない人は多いはず。そんなファンのために、実際にショーで使用されていた小道具が現在オークションにかけられている。

公式サイトでは1月30日まで、オークション期間が設けられており、銀食器(200ドル)やスタチュー(1500ドル)、バイオリン(100ドル)などが並ぶ中、「MUSIC ROOM」(401ドル)「KING SUITE」(377ドル)などの表札は人気があり、前者は現在24人が落札を希望している。
滅多にないこの機会、小道具を自身のインテリアにしたい人はぜひチェックしてみては(※価格は記事執筆時のもの)。
文/ナガタミユ
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