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アメリカでの人種構成の推移に伴い、会話に用いられる公用語が変わる日が訪れるかもしれない。イギリスのニュースサイトExpress.co.ukによると、アメリカの主要言語として、スペイン語が英語に取って代わる方向に向かっていると専門家が指摘している。シークレットNYCが26日、伝えた。

世界中で約6億人が話すスペイン語は、中国語(普通話・マンダリン)に次いで世界で2番目に多く話されている言語だ。アメリカ国勢調査局のデータによれば、2022年から23年の間に、アメリカの人口増加のほぼ71%をヒスパニック系が占めていた。60年にはアメリカの人口の約28%をヒスパニック系が占める見込みだ。アメリカは世界で2番目にスペイン語話者の多い国であり、テキサス州ラレードのように、すでに英語話者よりもスペイン語話者の人口が多い地域もある。
Worldatlas.comによれば、ニューヨークではスペイン語が2番目に多く話されている言語であり、住民の約20%が家庭でスペイン語を話す。言語学者のウンベルト・ロペス・モラレスさんは、50年までにスペイン語がアメリカを支配するようになると予測している。ただ、スペイン語も、言語同化やバイリンガリズムへの移行により、特に若者の間で衰退の危機にさらされているため、今後の展開を見守る必要があるだろう。
編集部のつぶやき
DEI(多様性・公平性・包括性)撤廃を推進するホワイトハウスは公式ウェブサイトからスペイン語表記を削除しました。(A.K.)
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