青森ドラム缶遺体、懲役9年6月

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共同通信

名古屋地裁

　2022年に青森県弘前市でコンクリート詰めのドラム缶から男性＝当時（26）＝の遺体が見つかった事件で、男性への傷害致死罪に問われた内装業勝田茂被告（54）＝愛知県小牧市＝の裁判員裁判で名古屋地裁は14日、「共犯者らを巻き込み犯行を主導した。暴行は非常に悪質」として懲役9年6月（求刑懲役12年）の判決を言い渡した。

　蛯原意裁判長は判決理由で、被告らは一緒に働いていた被害者に、日常的に暴力を振るうなど虐待をしていたと指摘。「被告は自ら行うのみならず、会社代表者の立場にありながら同社で稼働する共犯者らの虐待行為を容認し、助長していた。重い責任を負うべき立場だ」と述べた。