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京都大学は6日、ジャパン・ソサエティーでシンポジウム「How Tradition Evolves: Speculation in the Age of Intelligence」を開催した。一般社団法人三菱みらい育成財団の助成を受けた異能教育プログラムの一環。

当日は、選抜され来米した大学生・高校生6人による発表と、スペキュラティブ・デザインの先駆者として知られるパーソンズ美術大学教授のアンソニー・ダンさん、フィオナ・レイビーさん、同プログラムの担当教員で京都大学特任准教授の本多正俊志さんのパネルディスカッションが行われた。生徒らは、ヒトの神経伝達物質や脳波長、環境音を雅楽の各楽器の音調にプログラミングで自動変換する機能を開発し、アプリとしてストレス社会における瞑想に活かす作品や、能楽が神様を祀るものであることを念頭に、超合理主義が進み現代食の有難みが失われた近未来社会において「とんかつ」の神を祀る独自の演目を披露し、それぞれ生成AIなどを活用した。
同プログラムでは「未来の技術や自由な創造力を活かして伝統文化をどのように再提案できるか」に焦点を当てており、日本国内では人間国宝を含む専門家やXR(拡張現実)エンジニアを交えたワークショップやディスカッションが行われ、学生たちは多様な視点から伝統と未来の関係を探求する機会を得ている。この日は教育成果を広く共有する場となり、レセプションでは国際的な視点から伝統の進化について活発な議論も交わされた。
シンポジウムは、パナソニック・デザインNYと共同で企画、100人の参加枠が事前に売り切れるなど好評だった。





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