2025.02.19 DAILY CONTENTS NEWS

NYでも「遅延証明書」がもらえるの知ってた? 電車やバスの遅れが生じたらMTAが発行

ニューヨーク州都市交通局(MTA)は、地下鉄やバスの遅延により出勤時間に遅れた場合、上司に提出する「遅延証明書」を発行している。同サービスは、10年以上前の2013年に開始されたものの、ほとんどのニューヨーカーは、その存在すら知らないようだ。シークレットNYCが13日、伝えた。

photo: Victor Rodriguez / Unsplash

遅延証明書を請求するには、遅延が発生した日付の他、利用したバスや電車の路線番号、乗車駅および降車駅、各駅に到着した時間、遅延時間の合計を思い出せる範囲で申請書に記入する。通常利用している路線で遅延が発生したため、普段より時間を要する遠回りのルートを利用した場合は、通常利用している路線の詳細についても記入する必要がある。また、その他の詳細を特定するために、追加のコメントも提出できる。MTAがリクエストを受信すると、乗客には提出内容の受け取りを知らせる確認メールが送信される。遅延証明書は、MTAによる調査後、通常は36時間以内、最大で3営業日の間に送信される。

同サービスは、過去180日以内に発生した10分以上の地下鉄、バスの遅延を対象としており、180日以上前の遅延証明を希望する場合は、カスタマーサービス(511)まで電話で問い合わせなければならない。

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