核兵器廃絶訴え静岡で集会

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共同通信

ビキニ環礁で「第五福竜丸」が被ばくしてから71年となるのを前に、原水協が開催した反核を訴える集会で話す秋山正臣代表理事＝28日午後、静岡市

　米国が太平洋・マーシャル諸島のビキニ環礁で実施した水爆実験で静岡県焼津市のマグロ漁船「第五福竜丸」が被ばくしてから3月1日で71年となるのを前に、原水爆禁止日本協議会（原水協）は28日、反核を訴える集会を静岡市で開いた。原爆投下から80年となる広島、長崎の被爆者も参加し、「全ての核被害者と連帯し、核兵器のない世界を実現する」と強調した。

　原水協関係者ら約千人が参加。原水協の秋山正臣代表理事は冒頭、米ニューヨークで開かれる核兵器禁止条約第3回締約国会議に日本政府がオブザーバー参加を見送ったことについて「残念では済まされない。厳重に抗議する」と語気を強めた。