2025.03.17 WORLD NEWS

ガザ限定攻撃の再開検討か

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共同通信
破壊された家の外で料理するパレスチナ人の一家=17日、ガザ北部ジャバリヤ(AP=共同)

 【エルサレム共同】イスラエルメディアは17日、膠着するパレスチナ自治区ガザの停戦交渉を巡り、イスラム組織ハマスが短期間で譲歩しない場合、イスラエル軍がガザで「限定的」な軍事行動を再開する見通しだと伝えた。軍はガザに多くの部隊を配備している。

 報道によると、住民を避難させ、空と陸から攻撃する。攻撃開始から数週間で全面的な戦闘になる恐れがある。イスラエルはハマスが拘束する人質に危険が及ぶ可能性も認識しているという。

 イスラエルメディアによると、停戦交渉のため仲介国エジプトを訪れていたイスラエルの交渉団は16日夜に帰国した。ハマス交渉団が18日にエジプト入りする見通し。

 停戦合意の第1段階は今月1日に期限を迎えたが、その後の進め方について協議は難航。イスラエルは暫定的な停戦延長と人質解放を新たに主張し、ガザへの人道支援物資の搬入と送電を停止してハマスに受け入れを迫っている。

 イスラエル軍は17日、ガザ中部を無人機で攻撃し、パレスチナ通信によると、5人が死亡した。

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